バットマン:テイルズ・オブ・デーモン (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)作者: Dennis O’Neil,Neal Adams,石川裕人出版社/メーカー: ジャイブ発売日: 2005/05メディア: コミック購入: 4人 クリック: 135回この商品を含むブログ (15件) を見る便乗歓迎

スターウォーズ宇宙大戦争といった超級メジャーのかげに隠れ、いまいち盛り上がりに欠ける感のあるバットマン・ビギンズ。もう公開一週間前なんですよねえ。バットマンを始めアメコミシネマが公開されて嬉しいのは、なんといっても便乗で邦訳アメコミが出版されてくれることですが、今回のビギンズ公開にあわせてか、スーパービラン(大物悪役)の割りには日本では知名度が低いラーズ・アル・グールの本が、やっと登場してくれました!!しかもジャイブさんらしからぬ1600円という良心的な価格設定!!GJでございます。ラーズ・アル・グールといえば、最初のバットマンの映画公開時に邦訳された初期傑作選『BATMAN stories ever told』(平成元年初版とあった...)のなかで、“リクエストの多かったジョーカーとアルグールのエピソードについては、人気者の二人はそれぞれでエピソード集がでてるからこの本にはワザワザ載せないよ”という、かなり気になる、そしてそのエピソードを見れない身としてはかなり欲求不満が溜まる紹介のされ方が印象的でした。そんなアズグールのエピソード集が出てくれるなんて、大げさな感じですが16年ぶりの念願がかなったというところでしょうか。(まあ、カトゥーン版でエピソードじたいはおおまかに知ってたのですが)なんにせよ本屋で見つけたときは嬉しかったです。そこでこのアズグール、確かにバットマンのなかでは珍しく威厳があってカッコイイ敵キャラではあるのですが、その分他のキャラと絡ませずらそうというかなんか浮いてるというか...大物のわりに今まで訳されたクロスオーバーやビックタイトルに名前が出てこなかったのもなんだかうなずける感じでした。まあ、どうであれ渡辺謙はイイ役振られたんだなあというのは改めて実感しました。カッコイイだけにいじりずらそうで一歩間違えばつまらない役になりそうなだけに、逆にどう料理してくれるかが今から楽しみです。