鉄人28号 第十九回『ニコポンスキーとの対決』※鉄人28号 7 [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2005/01/13メディア: DVDこの商品を含むブログ (3件) を見る※ネタばれ注意

敷島博士がお亡くなりになって以降、それまでとの重めな内容とはまた違うちょっと鬱はいった展開に成りかけていて心配でしたが、今回はそんな杞憂を払拭させてくれる内容でした。 っていうか面白い!!滅茶苦茶面白い!!!!特に、前半の屋根の上での対決(!)には、久しくみ見たことがなかった冒険活劇の醍醐味がこれでもかとばかり濃縮されてました。亡き父に掛けられた疑惑とその遺言から導き出された新たな謎。その謎を狙う怪人、頼みの綱の鉄人が動けないという絶体絶命のピンチに気転を利かし父の形見、0815号で立ち向かう少年探偵の勇姿!!おお、敵と思っていたニヒルな兄ちゃんまで味方になってくれたぞ!!あああ、見ていてほんと鳥肌がたってしまいました。なんてったて締めは敵味方に裂かれた秘密の地図ってんですから!!既知のプロットが織り成すゾクゾクするような高揚感!!それはノスタルジックであったり、新鮮であったり、人によって様々だとは思いますが、どちらにせよ、リメイク物かくあるべし!!といいたくなるような素敵すぎな展開でホント大満足でした。(特に、鉄人をケチョンケチョンにやっつけたブラックオックスに0815号で一矢報いるシーンが蝶爽快でした。っていうかオックスリアクションナイスすぎ!!)
  原作の鉄人は、最初は連続したストーリーが展開されていたものの中盤から独立したエピソードが重ねられるようになったそうですが、今回のアニメ版では逆に、個々のエピソードで世界観を固めた上で、いよいよ本番とばかりストーリーを展開させていくみたいです。そのせいか、これまで事件中心で描かれることのなかった生活描写も、ここにきて増えてきた感じです。(食事シーンなんてそれこそ竜作兄さんと辰の給食食うとこ以来じゃないでしょうか。)敷島博士退場以来、大塚署長村雨健次、お高ちゃんといった脇役も立ち始めてきているようでほんと楽しみ。そういえば今回、ギャロンが一瞬とはいえ珍しく原作のギミックを活かした攻撃でインパクト残してくれて、こういう面でも今回は大満足!! いやこれで鉄人さえ大活躍してくれたらホントいうことないんですけどねえ...。